ハシジロキツツキ絶滅と認定

ナスジオ日本語版10・8の記事によると、「幻の鳥・ハシジロキツツキが絶滅したと認定された」とのことです。ヤフーニュースに載っていました。

「幻の鳥」ハシジロキツツキ、米国が絶滅と認定(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース

全世界に生物の種は1千万ほどで、その中のいくつかが毎年絶滅しているわけで、とても悲しいことではありますが、仕方がないことでもあります。その一方で、どこかで新しい種も生まれているはずで、お祝いしないといけないのですが、ニュースにならないので誰にも気づかれません。

かつては、フクロオオカミ、リョコウバト、ドードーなどが絶滅し、日本ではニホンオオカミ、トキなどがいます。

今後、絶滅種を零にすることはできませんが、なるべく減らすために、人類がなすべきことは発想の転換です。すでに生物種の多様性を守る国際世論は形成されていますが、具体策になるといろいろ利害関係がからんでくるので、進展しているとはいえません。

すでに行われている学校でのビオトープの設置などはすばらしい具体策ですが、各自の家庭で小さなビオトープを作ることは一歩前進だと思います。我が家では、東ベランダ、南ベランダ、西窓のスペース、外階段下のスペースにそれぞれ水槽をおいて、メダカ、ヌマエビ、ミジンコを飼っています。また水草と貝も増やしています。また、その周りには雑草を植えた植木鉢・・・というか、ペットボトルの底に穴をあけて作った土の入れ物を置いて、植物を育てています。熱帯後とか、綺麗な花が咲く植物でなく、あくまでもそこらへんにある自然のものを残すため、観察するために作ったビオトープです。ゲンゴロウなども入れたいのですが、なかなか見つからないのと、すぐに死んでしまうだろうと思って、種類は限定しています。

ベランダの水槽は、夏は暑く、冬は寒いというかなり悪い環境で、そのうえ、エアポンプなしの水草だけ、エサもあげたり、あげなかったりで、生き延びるためにはかなりの生命力が必要です。今まで川や池からとってきた生き物の大半は絶滅してしまいました。カワヒルが絶滅したのはまったくの私の不手際があったからで、大いに反省しているところです。スジエビは絶滅しました。メダカは、かつてたくさんいたのに、なぜか減少中です。ザリガニは他の生物を食い荒らすので、川に捨ててきたことがあります。今春、輪が水槽のなかにヒドラを発見しました。これは数年前にいなくなっていたのですが、復活したようです。プラナリアは元気よく育っています。

こういう水槽の中の生物を見ていると、自然を維持することの難しさ、面白さ、素晴らしさを実感できます。まずはサカマキガイを育てるところから始めてはどうでしょうか。簡単なので楽しいですよ。

今後の目標としては、都会に蝉、カエル、トカゲ、蛇を復活させる活動をしたいと考えています。蝉はまだいますが、だんだん数が減ってきています。カエルは、10数年前までいたのですが、家の前の道路が舗装されたとたんにいなくなりました。ヤモリがいるのがせめてもの慰めです。

植物は動物よりも生命力があるらしく、雑草はコンクリの割れ目から芽をだしています。最後に生き延びるのは植物かもしれませんね。