聖痕?

聖痕という言葉を聞いて判る人はあまりいないのではないでしょうか。英語のstigmataの翻訳です。聖フランチェスコが死ぬ前、手に釘の跡が現れたという話は知っていましたが、「何か不思議なことがあるものだ」という程度の印象で、深く考えることなく過ごしてきました。

しかし先日、ふと思いつきました。そういうえば自分にも聖痕がある。(^^)

昔の話ですが、小学4年生の頃でした。隣に座っていた悪ガキとふざけあっていたとき、彼が鉛筆を持って私に襲いかかってきました。それを防ごうとして、彼の手を押さえようとしたところ、タイミング悪く、鉛筆が私の手のひらに突き刺さってしまいました。深く刺さったわけではありませんが、ちょうど芯の半分くらいが折れて手のひらに残っていました。別に血が出たわけでもなく、化膿もしなかったので放っておいたのですが、その後何年もの間、手のひらの中に黒い点が見えました。

先日、「これこそ聖痕ではないか」と思いついて手のひらを見ましたが、もう見えなくなっていました。やはり俗物の私には聖痕は相応しくありません。(〜〜)