地球温暖化は受け入れよう

地球の長い歴史の中で、現在よりも温暖化していた時期は何度もありました。その都度、新しい生物が発生し、ある生物は絶滅しました。それが何度も繰り返されてきました。今後、地球が温暖化しないことはありえませんし、寒冷化も必ず起きてきます。人類は地球とともに歩まなければなりませんし、地球にお付き合いしなければなりません。

この100年ほどで気温が1度あがったとのことで大騒ぎをしていますが、その原因が人間の経済活動であれ、地球の自然のリズムであれ、どちらであれ人間は受け入れなければなりません。

経済活動を縮小して温暖化を防ぐという発想は間違っています。温暖化を防ぐ科学技術を開発することが正解です。・・・とは言うものの、温暖化を防ぐ技術の開発は簡単ではありません。おそらく、しばらくは温暖化が進むでしょう。ならばそれを受け入れ、それに寄り添った国造り、町づくりをしてゆくべきではないでしょうか。

今の国連の標語である「脱炭素」はまったくの見当違いであると思えてなりません。CO2削減という言い方はきわめて不適切で、発想が後ろ向きです。CO2を吸収する技術を開発すると言えば未来が明るくなります。ガソリン車廃止ではなく、電気・水素自動車の普及と表現すべきです。言い方が後ろ向きだと発想が貧困になり、結果として何も良いものが生まれません。

温暖化すれば北海道でコメが良くとれるようになるし、北極海の氷がなくなれば、そこを船が自由に航行できるようになるのですから、良いことずくめです。海水面が上がれば、人工の浮島を作ってそこに住めばよいだけのことで、何も悪いことはありません。悪く考えるといくらでも悪い結論が導かれますが、良い方向から考えると良い結論がどんどん生まれてきます。悪く考えることはやめて、現実を受け入れるべきです。

ただし、地球温暖化とは言うものの、実際はヒートアイランド現象である面もあります。ヒートアイランド現象は地球温暖化とは別の問題で、ある程度対処できることですから、エアコンの技術を改良するとか、都市設計そのものを変更するなど、ヒートアイランドに特化した対策を研究する必要があります。

地球温暖化ヒートアイランド現象を混同しないようにしなければなりません。